ヤクルトは12日、沖縄・浦添市のキャンプ地で衣笠剛球団社長が取材に応じ、ウラディミール・バレンティン外野手(29)が妻への軽微な接触と住居侵入で起訴されたと発表した。

 バレンティンは1月12日、離婚訴訟中の妻の腕をつかんで寝室に閉じ込めたとして暴行と監禁の疑いで逮捕され、その後保釈。24日に渡航許可がおり、2月1日からキャンプに参加している。重罪の疑いがはずれたことで、今後は軽犯罪を中心に審理を行っている裁判所に移行される。

 衣笠社長は「起訴されたのは残念。ただ重罪でなく軽いということで、心配していた事態は免れた。本人が無実を主張しているので、裁判を継続していく」と説明した。まだ結審していないため、球団としての処分は現時点ではない。民事の離婚訴訟では、5月に1週間ほど帰国する。