中日谷繁元信兼任監督(43)が15日、初陣を快勝で飾った。今季初実戦の韓国KIA戦(北谷)はルナの先制弾などで11安打9得点。投げては先発に転向する岡田や2年目若松ら7投手が4失点にまとめた。

 谷繁監督は「そりゃ負けるより勝つ方がいい」と笑顔。この日は選手谷繁の出番は設けず、一塁ベンチから3時間試合を見守り監督業に専念した。「やっぱり違う。今までは監督はどう(采配)するのかと見ていた。でも今度は自分がこうするんだと。まるで違う」。初実戦はノーサインゲームで大きな見せ場はなかった。だが、適宜審判に選手交代を告げに出るなど、監督らしい風格を漂わせた。