昨年8月の右肘手術から再起を期す中日山内壮馬投手(28)が16日、1軍昇格を決めた。

 2軍練習試合の韓国LG戦(読谷)に2番手で術後初登板。いきなり中軸相手に連打で1点を失ったが後続を断ち、1イニング22球を投げて2安打1失点、最速は135キロだった。

 山内は「今日は試合の感覚、打者との感覚を確かめたいと思ってマウンドに上がりました。僕の球にどういう反応をしてくるかと思って見たけど、手応えは悪くない。順調に来ているし、段階としてはすごくいい感じです。8カ月ぶりの実戦だったけど、1人、2人と投げている間に自然体になれた。肘がスッキリして、今までより腕を強く振れている。0に抑えたかったけど、決め球が甘くなったのが課題です。1軍宿舎には今日移動します。これぐらいにはと思っていたし、いい時期に上がれて良かった。アピールしながら結果を残さないといけない。開幕ローテに入るまで、アピールを続けていきたい」と力強く話した。