中日佐伯貴弘2軍監督(43)は初采配を白星で飾れなかった。16日に読谷で行われた2軍練習試合の韓国LG戦は、先発岩田が初回に4失点するなど6投手が18安打を浴びて11失点。だが打線は8点ビハインドの9回に堂上直の適時打などで3点をかえすなど、合計16安打6得点と意地を見せた。

 佐伯2軍監督は投手陣について「もう少し打者に向かっていく姿を見せてほしい。それをさせるのも僕らスタッフの仕事」と自戒を込めたが、野手陣については「選手みんなが最後まで集中して、秋、春とずっとやってきたことを継続してやってくれた。僕は満足している」と納得の表情だった。

 また、1軍復帰を目指す2安打の大島や、1発を含む3安打とハッスルした堂上直&松井佑について「そういう選手が危機感を持ってやっている。ああいう姿を見て若い選手が何かを感じないといけない」と熱弁。「試合の結果にはこだわっていないけど、選手個々はアピールが大事になってきている」と、20歳代前半の若手にさらなる奮起を求めた。