<西武1-2オリックス>◇20日◇西武ドーム

 西武はあと1歩及ばなかった。1点を追う9回1死二、三塁でスクイズを敢行したが、後ろに倒れながらバントした炭谷が走れず、三塁走者のタッチアウトの後に一塁に送球され併殺でゲームセットとなった。

 しかし、伊原春樹監督(65)が敗因に挙げたのは6回の走塁ミスだった。2点を追い1死満塁から脇谷の右前打で1点を返したが、一塁走者のランサムが二塁を大きく回って挟殺された。河田三塁コーチャーが二塁走者の浅村を三塁を回った後で止めていたのを見ない暴走だった。

 ランサムは「二塁を回るのが早くて、その時は腕を回していた。その後、見ずに行ってしまったのは僕のミスだ」と反省した。このミスが大きく響き1点差での惜敗。5位ロッテとは2・5ゲーム差に広がった。