<ヤクルト4-7広島>◇22日◇神宮

 広島野村謙二郎監督(47)の怒りが逆転勝利を呼んだ。

 1点を追う6回1死一塁で1番堂林の三ゴロを川端が二塁送球。タイミングはセーフにも見えたが、判定はアウト。

 指揮官はすぐさま二塁ベース方向に猛ダッシュし、帽子を地面にたたきつけて抗議を続けた結果、遅延行為による退場を宣告された。

 チームは指揮官が退場直後の6回2死一、二塁で3番丸が逆転2点打を放ち、大きな1勝をゲット。試合後、野村監督は広報を通して「皆が奮起してくれて良かった。みんな気持ちが出ていた」とコメントした。