巨人原辰徳監督(55)の父で、5月29日に死去した東海大系列野球部名誉総監督の原貢氏(享年79)のお別れの会が14日、東京ドームホテルで行われた。
貢氏は無名の福岡・三池工を甲子園初出場、初優勝に導いた後、神奈川・東海大相模の監督に就任。同校を押しも押されもしない強豪に鍛え上げた。東海大の監督も長く務め、首都大学リーグの名門に育て、多くの野球人を輩出した。
祭壇には、ユニホーム姿でほおに左手を添え、考え事をしている貢氏の写真が飾られた。上座に「動」、下座には「和」と、座右の銘が並んだ。
会の最後、原監督が謝辞を述べた。「父に代わり、感謝申し上げます。息子を野球選手にしたかったのか、と聞かれた父が『全く思わなかった。生まれたての息子の体を見た時、健康な体をつくってあげよう、と。ただそれだけでした』と答えました。父を誇らしく思えた瞬間でした。おふくろは、西の空(福岡)を見ながら、よく泣いていました。でも父が帰ってくると、朗らかに『ご苦労さま』と迎えていました」と丁寧にあいさつした。



