<フレッシュオールスター:全イ7-6全ウ>◇17日◇長崎

 全イの5番、ロッテ井上晴哉内野手(25)が、2本塁打を含む4打数3安打3打点の活躍で最優秀選手賞に輝いた。

 長崎の夜空に井上の名前がこだました。トロフィーと賞金100万円を手に入れたのは、114キロの巨体だった。

 初回から規格外のパワーを見せつけた。

 この回同点としなおも2死二塁。全ウの先発、中日若松駿太投手(19)の109キロのカーブに反応。グッと前にいこうとする体重をその場でためて、詰まりながらも天に向かってバットを振り上げた。打球は、バックスクリーン左へ飛び込む特大の2ランだ。

 「最高です。笑いが止まりません」。豪快に喜ぶ井上の笑いは、これで終わりではなかった。

 8回無死。フルカウントからの7球目だ。ソフトバンク笠原の投じた真ん中高め144キロ直球をフルスイングだ。「完璧です。同点だったので早めに決めようという気持ちでした。個人的に(本塁打を1本放っていた西武)山川くんに1本差をつけたのでうれしい」。自画自賛の打球は左中間スタンド最上段で跳ね、場外へと消えていった。

 結局これが決勝アーチとなった。お立ち台に上がった114キロの巨漢井上は、後半戦に向けて「これをきっかけにアピールしていきたい」と鼻息を荒くしていた。