<阪神5-4ヤクルト>◇30日◇甲子園

 汚名返上の一打にも、ヤクルト山田哲人内野手(22)に笑顔はなかった。4回1死一、二塁で、三ゴロ併殺でチェンジとなるはずが一塁に悪送球して失点。阪神を勢いづかせ、そのままこの回に逆転された。

 6回2死一、二塁で、阪神安藤から左前に適時打を放ったが、チームは敗戦。「(悪送球は)指に引っかかりました。ミスをしたけど、忘れるというか切り替えて、次に集中してやっていこうと思っていた。僕のミスで負けたので、練習していくしかないと思います」と厳しい表情のまま、帰りのバスに乗り込んだ。