<阪神1-8ヤクルト>◇31日◇甲子園

 ヤクルト村中恭兵投手(26)が、8回3安打1失点(自責点0)の好投で今季初勝利を挙げた。

 「しっかり足を使って前で球を離せるように意識して投げた」と、力のある直球を強気に投げ込んで阪神打線を詰まらせた。4月に腰痛で離脱し、前半戦を棒に振った。「いつ1勝できるか、正直分からなかった。けがのことを考えると、復帰できるのかなとも思った。チームにもやっと貢献できたし、家族に一番迷惑をかけたので、ホッとしてもらえたと思います」と、喜びをかみしめた。