日本ハム栗山英樹監督(53)が「スローボール論争」に一石を投じた。

 19日の楽天戦(旭川)が降雨により中止となったが、この日の午前中に甲子園の東海大四(南北海道)と山形中央の試合を観戦。敗れた東海大四のエース西嶋亮太投手(3年)がスローボールを駆使して大奮闘したことに感動。物議を醸している遅球には、熱く持論を展開した。「勝つために知恵を振り絞っている。160キロを投げるのなら(スローボールは)投げないでしょ。必死で考えている。論争自体がナンセンス」。思い入れある道産子球児をたたえ、今後の野球人生へもエールも送った。

 野球センスを称賛し「これからを、頑張っていってほしい」と願っていた。