楽天が福島県相馬市に寄贈する「相馬こどもドーム」の竣工（しゅんこう）式が１８日、行われた。

　昨年２月に、立花球団社長と佐藤知事（当時）が対談したことがきっかけ。東京電力の福島第１原発事故による影響で、同県では子どもが屋外で遊ぶ機会が減った。そこで、屋内で安心して遊べる場所を提供しようと、球団が中心となり、約２億円の募金を集めた。同市に土地を提供してもらい、約１２００平方メートルのテント型施設を建造した。今後は同市が運営し、一般に広く開放される。

　式には、三木谷オーナーや、岡島、則本、内田の３選手も出席した。福島県出身の内田は、招待された同市の園児と鬼ごっこなどで交流した。「短い時間だったけど、地元の子どもたちと触れ合えた。機会があれば、もっと触れ合いたい」と話した。