活躍しなきゃダメよ~ダメダメダメ!?

 中日山本昌の50歳勝利に、42歳和田の2000安打達成…。今年も中日の話題はベテランばかりになりそう?

 いやいや、そんなことはありません!

 今年の注目の若手選手を「中日本デテキテル連合」と題して紹介します。

 竜党がもっとも期待する若手と言えば、三塁レギュラーを狙う4年目高橋周平内野手(20)に違いない。背番号は今季から「9」から「3」に変更。期待の表れだ。昨季は遊撃のポジションを狙うも断念。レギュラーをつかみ損ねた。昨年の秋季キャンプでは谷繁兼任監督から強化選手に指定され、毎日のようにノックを浴びて守備力を強化。今年こそ念願のレギュラーをつかみ取る。

 3年目の古本武尊外野手(24)にも注目だ。平田に続く和製大砲として期待される。課題の確実性が増せば1軍で活躍する可能性は十分ある。

 ポスト谷繁争いでは2年目を迎えた桂依央利捕手(23)が面白い存在になりそうだ。1軍出場歴はないが体が強く潜在能力は高い。昨秋のキャンプでは練習試合で1試合に3つの盗塁を刺し、トドメに地をはうような送球で二塁走者をけん制死。この強肩ぶりに谷繁兼任監督も「オレの高3の頃のようだ」と冗談めかして絶賛したほどだ。

 投手では昨季5勝の浜田達郎投手(20)がもうひと皮むけるか。昨季はシーズン終盤に左肘を痛めて戦線離脱。オフはリハビリに費やし、2月キャンプからのブルペン投球再開を目指している。また、1年目の昨季ウエスタン・リーグで21試合に登板した育成の岸本淳希投手(18)は期待大だ。昨季は夏場以降に抑えとして定着し、3勝1敗、防御率0・77、6セーブ。今季中の支配下登録も現実味を帯びてきた。

 ルーキーたちも1年目から活躍してほしい選手ばかりだ。特に背番号1を背負うドラフト3位、友永翔太外野手(23=日本通運)は3拍子そろった“超”即戦力。170センチと中日選手のなかでもっとも小柄だが、パンチ力がある。しかも今年は年男。未(ひつじ)年の福谷、岡田、小川、伊藤らとそろって活躍となるか。