<あの球児は今:プロ野球キャンプ編>

 日本ハムのドラフト4位石川直也投手(18=山形中央)が、「太く、長く」をテーマに初のキャンプに臨んでいる。沖縄・国頭村でのキャンプでは、ケガをしない丈夫な体づくりに取り組む毎日。昨夏の甲子園で大会最速の148キロをマークした191センチ右腕は「40歳を超えるくらい、長い間活躍したい」と誓いを立てた。

 日本ハム石川直が、心身ともに大幅なパワーアップを図っていた。今キャンプでは、ブルペンでの投げ込みよりもランニングやウエートトレーニングを優先。細身の体形はまだ変わらないが、オフに体重を4キロ増やし、身長もまだ伸びている。18歳でも止まらない“成長期”に、プロ仕様の体に鍛え上げる考えだ。

 石川直

 まずはケガをしない体づくりをして、体重を増やしたい。今は82キロになったけど、目標は90キロ。食べても太れない体質なので、意識的に食事量を増やしている。ごはんを丼で2、3杯は食べています。身長は1センチ伸びて、最近測ったら192センチありました。

 普段は口数の多い方ではないが、グラウンドで積極的にアドバイスを求めている。けん制の練習をした後、すぐさまコーチのもとに駆け寄った。全体メニューを終えると、サブ球場で個別指導を受けていた。

 石川直

 体の向きやサインプレーがうまくいかなかったので「教えてください」と言いました。キャンプの最初は緊張したけど、少しずつペースもつかんできた。先輩やコーチの方も話しやすくて、勉強になることばかりです。

 昨夏の甲子園で大会最速の148キロをマークしたが、もう速さにこだわりはない。石川直が見据えるのは10年後、20年後だった。

 石川直

 球が速いだけだと打たれると、甲子園ですごく思った。150キロは出したいけど、球速よりも真っすぐのキレや質にこだわりたい。あせらず2軍で経験を積んで、1軍に上がったら40歳を超えるくらい、長い間活躍したい。

 ともに2軍キャンプで汗を流すドラフト1位の有原には「同じ時期に入ったので負けたくない」と言った。年齢を重ねてもマウンドに立ち続ける「レジェンド」を目指し、石川直の挑戦が始まった。【鹿野雄太】

 ◆石川直也(いしかわ・なおや)1996年(平8)7月11日、山形県庄内町生まれ。余目二小3年から余目スポーツ少年団で野球を始める。余目中では投手。山形中央高では1年秋からベンチ入り。14年春のセンバツは2試合に救援で登板。夏の甲子園では3試合に登板して16強入りに貢献。同年ドラフトで日本ハムから4位指名。191センチ、80キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。