左手首骨折で出遅れている日本ハムのルーキー多田野数人投手(27=3Aサクラメント)が3日、中田の貫録に驚いた。日本ハムのルーキー全9選手が参加した新人研修会で、1軍帯同を続けている中田、宮西と初対面。中田からあいさつを受けたが「普通の18歳とはとても思えない。自分を持っている感じがした」と印象を口にした。

 特に驚いたのが、こんがりと焼けた風ぼう。「自分は白いと言われるので白と黒っていう感じですね」と笑った。八千代松陰高の後輩となるソフトバンク大場らともあいさつを交わしたが「みんな(キャンプで)疲れてますよね」と気遣いを見せた。

 メジャー経験のある右腕だが、新人研修は米国にはなく「野球人と認識して行動を取りたい」と刺激を受けた。現在は、鎌ケ谷の2軍練習に参加。ブルペン投球のメドは立っていないが、2日に約50メートルの遠投を行うなど、地道な練習が続く。6日札幌ドームのオープン戦(対ヤクルト)の試合前に新人紹介があるため、5日に札幌入りする。