<オープン戦:中日6-2ロッテ>◇6日◇ナゴヤドーム

 中日和田一浩外野手(35)が、オープン戦2本目のヒットを放った。2回の第1打席にロッテ先発小林宏の139キロ直球をつまりながら右前に運んだ。4日西武戦以来5打席ぶりの安打を放った。

 意味のある一打だった。和田は、オープン戦を練習の一環として成績を度外視。ボールを体に引きつけて詰まりぎみに打つという独特の調整法をとっている。この日の安打は「ただの振り遅れだし、あんまりね」と謙そんしたが、それでも体を開かずに打つ課題をクリア。順調な調整をうかがわせた。

 過去オープン戦は通算2割2分7厘と低打率だが、今季は3試合で2割8分6厘。あくまで照準を28日広島との開幕戦をあわせマイペースを貫くが「バットが振れるようになってきました」と明るい表情だった。