中日ラファエル・クルス投手(30)が右ひじのじん帯損傷で開幕絶望的となったことが11日、分かった。前日10日のソフトバンク戦の9回に登板し、右ひじ痛を訴えて途中降板した同投手は、この日愛知県内の病院で精密検査を受けた。チームの方針で故障の詳細は発表されなかったが、右ひじのじん帯損傷で全治約3週間と診断されたという。

 150キロを超える速球を武器とするクルスは今季、西武に移籍した岡本の後を担うセットアッパーの有力候補だったが、これによってチームは新たなセットアッパー候補を探す必要に迫られた。森バッテリーチーフコーチは、西武とオープン戦を行った岡崎でクルスについて「今、チームにいない人間のことは考えていない!

 投手は他にもいる」と話した。