開幕オーダーが白紙に戻った。阪神岡田彰布監督(50)が構想を固めていた開幕オーダーを再検討することが24日、明らかになった。前日23日に開幕前の実戦を終えたが、中軸に当たりが出ず得点力不足の課題が浮き彫りになった。ポイントゲッターの5番を予定している今岡の処遇が最大のポイントで、開幕戦前日のナイター練習まで見極める方針。打順降格やスタメンから外してクリーンアップ改造に踏み切る可能性も出てきた。
構想はあくまで、プランでしかなかった。プレシーズンの実戦を終えた阪神岡田監督が、揺れる胸中を明かした。理想に掲げたはずの開幕オーダーは、爆発することなく、このままでは見切り発車のシーズンインを余儀なくされる。この時期としては異例となるが、開幕戦まで3日間の練習期間で打順を再検討する。
岡田監督「ベストオーダーと言って、固まったわけではない。開幕までまだどうなるか分からん。あんまりなら変えるかも知れんで」。
22、23日に東京ドームでメジャー球団とオープン戦を行った。9番を指名打者とした以外は、開幕戦を想定したオーダーを組んだ。2試合で17安打し、7得点は挙げた。だが赤星、平野の1、2番や下位打線のつながりこそ目立ったが、中軸に当たりが出なかった。新井、金本、今岡のクリーンアップは2戦で2安打、1打点と不発だった。
「難しいことだけど、開幕戦のメンバーで144試合ずっと戦うのが理想」というのが岡田監督の持論だ。打順を確定させる上でかぎになるのは、ここ2シーズンで結果を残していない今岡だ。
岡田監督「やっぱり今岡しだいかな。実は昨年も、打順が下がった方が打率は高かった。ただ打順を下げて、というタイプでもない。今岡の場合は、結果を出すか出さないかだから」。
キーマンは、オープン戦でどん底を味わった。23日のアスレチックス戦で放った脱出の1安打が、実に実戦で25打席ぶりの1本だった。オープン戦の開幕戦(2月23日オリックス戦)で5番に座り、2点二塁打。1日の同カードでは1号ソロを放つなど序盤では復活を印象付けていたが、その後はさっぱり。オープン戦と練習試合をあわせた対外試合の成績は45打数5安打で、打率1割1分1厘と低迷。5番打者適性が問われる打点もわずか4で、11試合も打点を記録しないままシーズンインすることになる。
3番新井、4番金本はオープン戦で当たりが出なくても、近年の実績が安心感を生む。ただ今岡は「復活すれば」の条件を満たさなければクリーンアップを任せられない。
代わりの中軸には実戦向きな一面を見せる新外国人フォードが候補となる。思い切って今岡をスタメンから外す決断をした場合は、二塁争いから漏れた関本を三塁に入れるか、新井が三塁を守り一塁に打撃好調な葛城を起用するパターンが考えられる。
28日の開幕戦まで練習日は3日間。岡田監督はあえて打順見直し期間と設定した。今岡が目覚ましい復調を遂げれば問題ないが、V奪回を目指すベストオーダーは開幕直前までどうなるかわからない。



