アッチが恐怖の予告!?

 29日のヤクルト戦に先発予定の阪神スコット・アッチソン投手(32)が、ツバメ打線への内角攻めを予告した。28日、甲子園で投手陣の練習後に「当てろと言われてないけど、内角を思い切り攻めるのは分かっているよ」と話した。ヤクルトとは前回対戦(20日、神宮)で新井が松岡から死球を受け、岡田監督が「まあ次は甲子園やろ。知らんぞ」と激怒した因縁がある。その経緯をふまえたドッキリ発言ともとれるが、勝つための攻めの投球予告だ。

 ツバメよ、内角攻めを覚悟!

 抑えるためなら遠慮はしない。アッチソンは粒ぞろいのヤクルト打線の胸元を容赦なく突く決意を淡々と語った。

 「当てろと言われてないけど、内角を思い切り攻めるのは分かっているよ。ヤクルトには内角を攻めないといけない打者もいる。普通のことだよ。内角も外角も使っていかないとね」

 この日は甲子園球場でキャッチボールなどを行い、最終調整を終えた。涼しい表情で言い切ったが、チームにとっては因縁浅からぬ相手だ。前回対戦した20日、ヤクルトバッテリーのしつような内角攻めで9回に新井が左ひじ付近に死球を受けた。試合には勝ったものの、故意とみた岡田監督は一塁ベンチをにらみつけ、その後も怒りが収まらない。「死球はいかんわな。大変やぞ。最後も3人で終わったから(リードした捕手の)米野まで回らんかったな。まあ次は甲子園やろ。ヤクルトは捕手2人しかおらんけど、知らんぞ」と過激に話し“報復”を予告していた。

 29日のマウンドに立つアッチソンは、メジャーで過酷な戦いを経験している。やられたらやり返すのが勝負の世界。「内角を厳しく攻めて、外で打ち取る。メジャーでも、どこでも基本さ」と話した。ヤクルトとは初対戦。VTRをチェックするほか、チームメートからも情報収集するなど、準備に抜かりはない。

 「1番から8番まで、いいラインアップ。特に気をつけるのは青木とガイエルだね。調子もいいみたいだから注意しないと。両サイドをしっかり投げ分けられるよう修正もしたよ」

 前回登板の22日・中日戦(ナゴヤドーム)では自らの失策で崩れて、6回6失点。来日初黒星を喫している。同じ失敗を繰り返せない思いもある。厳しく攻める配球で、ツバメ退治に臨む。【酒井俊作】