試合開始10分前と突然のドタバタ中止劇に、楽天野村監督がロッテを「逃げたな」とチクリとやった。さらに「今日は(降水確率が)90%なんだろ。そんなの100%と一緒だろ」と言い放った。9日にはロッテのバントシフトに「古いよ。1世紀前の野球だ」と批判したが、この日の中止劇で再びノムさんが“舌好調”となった。

 伏線は3週間前だった。4月17日の千葉マリンは、この日以上に雨が降り続いていた。しかし3連勝を狙ったロッテ側は強行開催。結果はエース岩隈が好投し勝利した。「楽天は重馬場に強いんだよ」と野村監督はコメントした。今回は一転して開始直前の中止発表。「ファンは大丈夫なのか?

 怒ってたぞ!

 無視なのか?」とファンを気遣う余裕すら見せた。

 急な予定変更にも慌てる様子は見せなかった。先発が前回3日に3回4失点KOされたドミンゴだっただけに「黒星1個、得したな」と挑発した。日本ハムが敗れたことで、戦わずして単独2位に浮上。9日までの11日間で10試合とハードな日程をこなしたこともあり、選手にはいい休養日となった。「楽天に運が向いてきたな」。ノムさんは雨空を見上げながら、ほくそ笑んでいた。【小松正明】