ソフトバンク、2投手大炎上で大敗
<ソフトバンク4-11西武>◇14日◇福岡ヤフードーム
まるで“ホームラン贈呈式”だった。ソフトバンクが西武に今季2度目の4被弾で大敗した。今季最多の11失点と7点差負け。大差のついたベンチで、王監督にはあきらめの笑みさえ漏れた。「11点は重かったねえ」。試合後の口調もさすがにさっぱり。「打ち合いだとこっちは半分。投手陣が簡単に打たれる。あれだけいかれるのは甘いんだろう。細心の注意を払わないとなあ」。怒りこそないが、マウンドでKOパンチを浴びた投手陣に、ほこ先を向けた。
先発ガトームソンは4回先頭のG・G・佐藤にソロ、ボカチカには2ラン。ともに甘い直球をたたかれた。5回。連続四球を与えた場面で降板すると、柳瀬がわずか2球でG・G・佐藤に2打席連続の3ランを献上。8点差のついた7回にボカチカに2ランと、左翼席に陣取る西武ファンを4度も喜ばせる始末。2投手で与えた5四球が4失点に結びつく、手に負えない炎上ぶりだった。
王監督が「ボールが飛ぶようになっている」と、ほれ込む西武打線には11試合で21被弾とオリックスを抜いてリーグワーストの「本塁打献上率」となった。全体でも44試合で41被弾。シーズン134本ペースと、04年の146本以降は減少傾向にあった“本塁打サービス精神”が復活しつつある。
王監督は投手陣とともに、自軍の打線にも反省を求めた。「体力だけの問題じゃない。対抗するため、こっちも強い打球を打つ努力をするしかない。いいものがあれば取り入れないと」。再び6・5差とされた首位西武の背中を見ると、ウイークポイントが際立ってしまう様子だった。【押谷謙爾】
[2008年5月15日10時41分 紙面から]
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