<日本ハム6-5ロッテ>◇15日◇東京ドーム

 日本ハム珍劇場のフィナーレは、劇的だった。V打の森本はグラウンドでドリンクまみれ。コーラ、水、お茶、そしてヨーグルト系の乳酸飲料までかけられた。「ヨーグルトくさくなっちゃうよ~」。2夜連続サヨナラ勝ちの主役がベンチ裏で笑みを振りまいた。

 9回1死二、三塁。森本が放ったボテボテのニゴロで、三塁走者の小山が生還した。「やばいと思ったけど結果オーライ」と胸を張った。06年7月26日楽天戦以来、2年ぶりのサヨナラ打。「自分ではチャンスに強いと思っていたんだけど、そんなに打ってないのかな」とおどけた。

 “珍事”続きだった。1点差を追う5回、鶴岡が成瀬から一時は逆転となる2ラン。昨季は本塁打ゼロの9番打者が、試合前まで防御率1点台の左腕に一撃を見舞った。「球場が狭いとは思っていたけどまさか…」。自身も驚く06年6月13日ヤクルト戦以来、2年ぶりのアーチだった。

 直後の6回には、ルーキー左腕宮西が、右かかとをマウンドにぶつけて転倒。ボークで、3-4と勝ち越された。目を丸くした梨田監督は「あれで決勝点やったら笑うやろなと思った」と苦笑い。98年6月21日ロッテ戦、23日ダイエー戦以来、10年ぶりの2戦連続サヨナラ勝ちに森本は「チーム力なのか、本当に不思議なチームですね」と笑った。【村上秀明】