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岩隈6勝目で楽天3位浮上

2回表西武1死二、三塁、細川のスクイズを外す岩隈(撮影・浅見桂子)
2回表西武1死二、三塁、細川のスクイズを外す岩隈(撮影・浅見桂子)

<楽天8-2西武>◇16日◇Kスタ宮城

 楽天岩隈が首位を独走する西武を7回8安打2失点に抑え、ハーラートップの6勝目を挙げた。最速150キロの直球を軸にリーグトップ63本塁打の打線に1発を許さず、味方の援護も呼び込んだ。エースらしい投球でチームの連敗を3で止め、3位に浮上。チームの西武戦初勝利でもあった。

 光ったのは直球だけではなかった。同点打を許した直後の2回1死二、三塁。2球目に今季7本塁打の細川がスクイズの体勢に入ると、とっさに外角高めに外して空振りさせた。「頭にはありました。構えたから走ったのかなと」。藤井は「走ったら外せ、必ず捕るからと言ってあった。あれは岩隈のファインプレーですよ」と明かした。野村監督は「あれは山田(バッテリーコーチ)の日ごろの勉強の成果。ヘボ監督だから、ああいうのは助かる」とたたえたが、首脳陣の意図にしっかり応えた。その裏の攻撃で試合を決める5点が入った。

 西武を止めるため、岩隈はビデオチェックに日本ハムダルビッシュの投球を選んだ。「(投球の)高さを気をつけました。ブラゼルは何でも振ってくると思っていた」。8安打は許したものの致命的な1発はなし。被本塁打ゼロを守った。ライバルの投球に、攻略の糸口を見いだしていた。

 野村監督も「西武たりとも岩は砕けず。岩隈と田中では9割以上勝たないとな」と全幅の信頼を寄せる。岩隈は「なかなか(フェンスを)越えない? 越えさせないっすよ!」と力強く言った。エースのボールには自信と力がみなぎっている。【小松正明】

 [2008年5月17日8時45分 紙面から]


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