<ソフトバンク3-4日本ハム>◇18日◇福岡ヤフードーム

 元日本ハムの新庄剛志氏(36)が18日、ソフトバンク-日本ハム戦(福岡ヤフードーム)の始球式に登場。145キロの剛球を投げ周囲を仰天させた。引退から約1年半のブランクを感じさせない投球。現役復帰は否定したが「沖縄に球団ができたらいい」と驚きのプランも披露した。

 引退してもサプライズな男だった。ソフトバンクのユニホーム姿の新庄氏が師弟関係にあった森本と1打席勝負。5球目の直球で遊ゴロに仕留めたが、初球に145キロをマーク。「スカウトの方、もうプロ野球選手はやりませんので」。現役時代同様、ファンを驚かせて盛り上げた。

 16年夏季五輪の東京開催を目指す招致委員会イベントの一環で、福岡出身の新庄氏がゲスト参加。始球式後には壮大な夢プランを披露した。

 新庄氏

 沖縄で球団かなんかできたらいいかな。アメリカに30球団あるんだから日本に20球団くらいあっていい。監督?

 オーナーよ、オーナー!

 球界参入?

 したいね、いつかは。

 「新庄球団」を―。選手構成は「男前ばっかり」が条件。さらに「監督がいないチーム」と、ウソのような夢物語だが、真剣なプランだという。36歳誕生日の1月28日、都内に株式会社「レハサフ」を設立。自身を含め社員4人、資本金995万円で立ち上げた。新庄氏の芸能活動を含めイベント企画など事業を展開していく。その中の1つがスポーツビジネス。会社名は「Let,s

 have

 some

 fun」から命名し、「全世界66億8000万人と仕事をしていこう」の意味が込められている。どんな形であれ球界復帰はあるのか。新庄氏の「サプライズ」から目が離せない。