広島高橋建投手(39)が先発ローテーションに戻ってくる。首痛のため出場選手登録を抹消中だが「首はほとんど大丈夫。もう投げられる状態にある」と順調な回復をアピール。薄手の先発陣に光明が差した。

 14日の西武戦(西武ドーム)に先発した際に、首痛を訴えて1回途中降板。すぐに登録抹消されたが、25日から再登録が可能になる。28日に再開するセ・リーグ戦線に間に合う計算だ。まだブルペン投球は再開していないが、球団トレーナーも「炎症もとれたし、固くなっていた周囲の筋肉もほぐれてきた」とお墨付きを与えた。

 開幕8試合で6勝を挙げ、先発陣を引っ張ったベテラン左腕だが、その後は勝ち星なし。「ちょっと落ち込んだ時期もあったけど、気持ちもリフレッシュできた。すぐに戻れればローテを1回、2回飛ばしただけになるしね」と気持ちを切り替えている。

 先発陣は10勝のルイス以下が不安定な状況。ブラウン監督は「今後は先発陣の安定感が大事」と明言しており、高橋の復活は躍進へのカギを握る。