<横浜0-7阪神>◇4日◇横浜
さすがは「神様」だった。阪神桧山進次郎が9回、ダメ押しの2点タイムリーで圧勝劇を呼んだ。「先に矢野さんが打ってくれてたんで気は楽だった」。林、矢野の適時打で2点を加えた後だった。1死二、三塁のチャンスで登場。横浜小山田のストレートをきっちりと右前に運んだ。
これで代打打率4割1分9厘(31打数13安打9打点)。だがベテランは惜しげもなく本音をこう漏らした。「みんな好調というけど不安だらけだよ。凡打になるとまた打って取り返すまで、不安だよ」。代打でヒットは6打席ぶり。タイムリーは6月11日西武戦以来9打席ぶり。わずか3週間足らずでも、1打席に「命」をかける代打業には長い時間だった。
2日の中日戦。9回のサヨナラ機に鳥谷が送りバントを失敗した。直後、代打に送られた桧山はフェンス際の右飛に倒れた。試合後、鳥谷は「二塁に送って前進守備になっていれば桧山さんの当たりで決まっていた」と振り返った。後日、この発言を伝え聞いた桧山は「ああいう場面で鳥谷はきっちり送りたかったんだろう。そう考えるチームはやはり強いと思う」と言った。チームの強さを実感する神様も、また強力な戦力だ。【片山善弘】



