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巨人遅かった反撃…最大13差で自力V消滅

先発バーンサイドに代わりマウンドに上がる東野(撮影・為田聡史)
先発バーンサイドに代わりマウンドに上がる東野(撮影・為田聡史)

<阪神5-3巨人>◇8日◇甲子園

 最後の意地を見せただけだった。4点をリードされた9回表、巨人アレックス・ラミレス外野手(33)が藤川から24号ソロを放ち、ヒット2本などで1点を追加し、四球で2死満塁まで攻め立てた。しかし、代打鈴木尚はショートフライ。首位独走する阪神の勢いは、止めることはできなかった。今季最大の13ゲーム差で自力V消滅という現実だけが、残ってしまった。

 悔やまれるのは、序盤の戦いぶりだった。先発したバーンサイドが初回に2失点。4回2死満塁からはボークで4点目を失った。試合前、原監督は甲子園に先発するバーンサイドについて「あの雰囲気にのまれるんじゃなく、逆に味方にし勢いに変えてくれるといいんだけど」と話したが、嫌な予感の方が的中。打線も2回1死満塁から岩舘が併殺。4回1死一、二塁からは阿部が併殺。打てなかったのは仕方ないが、併殺を打った2人は、一塁ベースを踏む手前で全力疾走を怠るなどのていたらく。福王一塁ベースコーチャーも「アーッ、という感じで最後を緩めてしまったのだろう。今後はそういうのがないように、しっかり言っていきます」と話した。

 記録には残らなかったが、岩舘、小笠原などの“エラー”もあった。審判にも投手の交代期のルールを間違えたり、アウトとセーフの微妙な判定、ボールに見えるコースをストライクとコール(原監督が抗議)したり、ミスだらけの締まらない試合になってしまった。

 負けられない試合に負け、自力Vは消滅した。それでも、ヤクルトと中日に2カード連続で勝ち越している3連戦は、いずれも初戦を落としてからの連勝だった。原監督は「序盤の攻防の差が出たね。明日、頑張ります!」と闘志を込めるように締めくくった。【小島信行】

 [2008年7月9日8時50分 紙面から]


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