<阪神5-3巨人>◇8日◇甲子園

 阪神林威助外野手(29)が8日巨人戦(甲子園)で負傷交代した。1回、2死二、三塁から先制打となる中前打を放ったが二塁走者に残った際の帰塁で左ひざをひねった。5回表の守備から葛城と交代し、大阪市内の病院に直行した。球団が容認方針を固めた北京五輪の台湾代表への派遣決定も先送りとなった。

 「チャンスだったし思い切り振りにいきました。タイムリーになって良かったです」。病院に行く前、広報を通じてコメントしていた林だった試合後の球場にその姿はなかった。岡田監督は「病院にいったけどな。あんまりよくないみたいだから」と心配そう。9日以降の試合出場は当日の様子を見て決める方向で、軽症とは限らない。

 五輪派遣に関して今週中にも林と最終会談を行う予定だった沼沢正二球団本部長は「まだ話はしていないが、それどころではなくなった。明日(9日)の状態をみないと何とも言えない」と話した。林本人もこれまでに短期決戦となる五輪での全力プレーに一抹の不安を抱いていた。昨オフに手術し、回復が懸念されていた右肩は球団トレーナーが「問題ない」と太鼓判を押したが、新たな負傷が五輪出場への足かせとなる可能性が出てきた。

 結果的に決勝打となったこの日の一打で11戦連続安打をマーク。今季初となる2打点を挙げて完全復活を印象付けた。金本の後を打つ5番打者としてエンジンがかかってきた矢先に、予期せぬアクシデントだ。