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二岡1軍復帰も2の0エラーで代打送られ

二岡(左)の背中に手をやり代打高橋由を送る原監督(撮影・為田聡史)
二岡(左)の背中に手をやり代打高橋由を送る原監督(撮影・為田聡史)

<横浜4-1巨人>◇20日◇横浜

 右ふくらはぎ肉離れなどでリハビリしていた巨人二岡智宏内野手(32)が20日、横浜14回戦(横浜)で、開幕戦(3月28日)以来となる1軍復帰を果たした。「7番サード」。先発出場では初めてとなる三塁の守備に就き、二ゴロ、右飛と2打席凡退。6回1死満塁の場面では、代打を送られ、結果は出せなかった。復帰間近の時期に起こしたタレント山本モナ(32)との不倫騒動で汚点をつくってしまったが、ようやく取り戻すための舞台に立った。

 打席に向かう二岡を迎えたのは温かい拍手と声援だった。巨人ファンばかりでなく横浜ファンからも復帰を祝うかのような口笛が吹かれた。2軍戦で味わったような強烈なヤジは飛ばされなかった。「プロは結果で取り戻せ」。左翼席に掲げられたメッセージボードが、ファンの声を代表していた。タレント山本モナとの不倫騒動も、グラウンドに一歩足を踏み入れれば関係なかった。実力勝負のプロの世界。二岡には結果を出すことだけが求められた。

 球場に着くと、黒いストライプのスーツに白いシャツ、黒のネクタイ姿で報道陣の前に立った。「今日から1軍に合流して頑張ります。今は試合のことだけに集中してチームの勝利に貢献できるよう頑張りたい」と決意を口にした。世間を騒がせたことについても「報道された件で、山本さんをはじめ、関係者のみなさんに迷惑をおかけしてしまい、あらためておわびします。申し訳ありませんでした」と、深々と頭を下げた。山本モナが職場復帰を果たせないでいる心苦しさはある。のうのうと1軍復帰したわけではない。2度目の謝罪会見は、けじめのつもりだった。

 ダボダボのユニホームのズボンが、約7キロやせたという二岡の心労を感じさせた。スキャンダル発覚後は、高橋由が相談に乗った。復帰直前の時期に、遊び歩いていたことは攻められても仕方がないが、戻ってきた時、チーム内で孤立することがないよう話を聞き、アドバイスした。「電話では話していたから」と、日焼けした元気そうな顔を見て喜んだ。

 ミーティングで二岡はチームメートに謝罪した。仲間は1軍合流を拍手で祝ってくれた。原監督が「よし、この件はこれで終わりにしよう」と、今後一切、不倫騒動の話題は持ち出さないよう取り計らった。上原も「ここは野球をやるところ。二岡はもう2回も謝った。野球に集中させてやってほしい」と気遣った。

 2度の打席は二ゴロと右飛。6回、1死満塁の場面では、相手投手が左腕のウィリアムスから右腕の小山田に交代したことで、原監督が「由伸の方が点の入る確率はうんと高いと思った」と判断。代打に高橋由を送られ、ベンチに退いた。守備でも1失策と、この日は見せ場がなく「せっかく応援してくれたファンのみなさんの期待にこたえられず、結果を出せなくて申し訳ないです」と悔しがった。とはいえ、二岡の復帰は巨人にとっては大きい。原監督も「今日は結果が出なかったけど、戦いの船に乗ったわけだから、暴れてくれるでしょう」と、今後に期待した。みそぎは済ませた。後はプロとして仕事をするだけだ。【竹内智信】

 [2008年7月21日9時26分 紙面から]


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