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ソフトBデビュー岩崎を失点直後見切り

<ソフトバンク4-5オリックス>◇23日◇福岡ヤフードーム

 高卒新人は救世主になり損ねた。ソフトバンクの高校生ドラフト1巡目の岩崎翔(18=市船橋)は、3回7安打3失点とほろ苦い1軍デビューとなった。最速147キロを計測したが、3回先頭から4者連続右前打など5安打を浴び3失点。首脳陣は今季先発陣では最短での交代に踏み切った。

 岩崎 1軍マウンドの雰囲気はまったく違いました。緊張はありましたが、1、2回はある程度自分の投球ができたと思います。3回は腕が縮こまってしまい、打たれるべくして打たれたという感じです。

 ただ身長185センチ、長いリーチの右腕は可能性を示した。1回1死二塁。カブレラへの2球目は縦に大きく割れる98キロのカーブを内角に決め、最後は高め直球で内野ゴロに打ち取り、王監督も「ああいう投球というのが分かった。ものおじしないでよく投げた」とうなずいた。

 ガトームソンの負傷離脱で先発不足になった影響もあり、当初2軍でじっくり育成する計画を変更し、02年4月の寺原(現横浜)以来となる高卒新人の抜てきを決めた。もちろん、経験値では高橋秀や甲藤らが上。ただ、岩崎が快投を演じれば、後半戦の「起爆剤」になる可能性があった。川崎の3ランで岩崎の黒星は消えたが、チームは再逆転され、連敗を喫した。

 緩急差49キロ。52球の1軍経験を終えた岩崎は「緩急を使い、攻める投球を9回まで続ければ、自分の力も通じないことはないと、少し自信も得た」。杉内、和田が五輪で抜け、9連戦も控える8月の先発ローテーション入りについて、杉本投手コーチは「今後は白紙だが、可能性は十分にある」と含みをもたせた。出場選手登録は抹消するものの、未知数を秘めた岩崎の可能性までは消さなかった。【押谷謙爾】

 [2008年7月24日10時58分 紙面から]


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