<広島5-14阪神>◇19日◇広島

 阪神が15安打14得点の猛打爆発で連敗から脱出だ。5番林が2回に1号ソロを放つと3安打2打点の大暴れ。「打席には塁に出る気持ちで向かいました。本塁打の予感はなかったけど、強い打球を打とうと思っていました」と1軍では実に326日ぶりとなる本塁打だった。

 林の一打にほかのナインも触発された。葛城、野口のヒットでチャンスを作り、赤星が四球を選ぶと、平野も押し出し四球で続く。そして鳥谷が初回に続くライト前適時打で2点を追加。金本も右前打を放ち、この回一挙5点で早々と試合を決めた。6回にも1死から3者連続四球で満塁となり、林、葛城がタイムリー。そして関本のとどめの満塁弾。先発全員安打のおまけもつく猛虎打線の大フィーバーで、3試合ぶりの白星をつかみ取った。岡田監督は「だから野球というのはこんなもの、いうことやろ。別に何かを変えたわけでもないんやけどな」と上機嫌だった。