中日立浪和義内野手(39)が17日、来季も現役を続行し「長嶋超え」を目指すことを明言した。コーチ兼任の今季は打率1割台に低迷しているが、落合監督から来季のプレーを勧められて決断。「がんばります。本当だったら来年やれるような成績ではないが、やらせていただけるならということで…」と話した。

 励みにしているのが長嶋茂雄氏の歴代7位の記録、2471安打を抜くことだ。8位の2456安打をマークしておりあと15本で並ぶ。シーズン前からチームの勝利とともに個人目標に掲げてきたが「代打の切り札」という起用法と残り試合を考えると今季中の達成は厳しい状況。この日もあらためて「長嶋さんにあと15本ですか。それも頑張ります」と話した。

 落合監督は立浪について「(契約書に)サインはしていないだろ」と前置きした上で「来年もやることは決まっている」と話した。西川球団社長も「本人が希望して監督が了承しているならば我々が言うことはない。現場のことは監督に任せている」と話した。ミスター・ドラゴンズは、打撃コーチ兼任で来季22年目のシーズンを迎える。