負けられない戦いに向けてのデモンストレーションだ。8日の阪神戦(東京ドーム)に先発予定の巨人内海哲也投手(26)が6日、ジャイアンツ球場でブルペン入りし「今日は良かった。今までで一番良かった」と順調な仕上がりをうかがわせた。

 59球の投球練習は気迫がこもり、室内練習場の雰囲気をピリッと引き締めた。22球目からはセットポジションで、33球目からはクイックで投球した。「クイックの時にバランスを崩しやすかったから。足の上げ方も、今日は修正できました」と手応えのあるブルペンになった。

 この10日間のミニキャンプの成果が出つつある。香田投手コーチは「フォームとボールが一致してきた。本人が納得する球が増えてきている」と言う。技術面だけでなく、心身面の充実も大きい。オリックス清原氏の引退試合の際には涙を流しながらテレビに見入った。男の生きざまに感銘を受けた。それもエネルギーにして、大一番に臨む。

 「4連戦の頭だし、絶対勝てるように頑張る。5回と言わず長い回試合をつくりたい。1回ずつ抑えていくだけ。今回は最終戦ではないですから。あまり意識しないようにしています」。高まる緊張感を隠しながら、内に秘めた闘志が燃えていた。【竹内智信】