日本プロ野球組織(NPB)の実行委員会が6日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表チームの始動日が2月15日に決まった。場所は近日中に決定の見込み。準備期間を長く取るため、2月20日に始動した第1回(06年)より早められた。候補選手の発表は1月中旬を予定。監督人事に関する議論はなく、加藤良三コミッショナー(66)は「説明は特に行っておりません」と経過報告も行わなかった。

 アマチュア選手が日本のドラフトを拒否して海外でプレーしたケースについても議論され、その選手が日本に帰国しても高校生は3年、大学・社会人は2年は獲得しない方針で12球団が一致した。社会人に進んだ場合に高校生は3年、大学生は2年指名できない現行協約の規定を適用した形。今後ルールとして確立し今秋ドラフトから適用の方向で、新日本石油ENEOS・田沢純一投手(22)も対象となる。同投手は今秋ドラフトでの強行指名も可能だが「今日の話ではどこも指名しないようですね」(ロッテ瀬戸山球団社長)と「見送り」ムードだった。