<パCS第1ステージ:オリックス1-4日本ハム>◇第1戦◇11日◇京セラドーム大阪

 日本ハム稲葉篤紀外野手(36)がオリックス戦の7回、左ふくらはぎに違和感を訴えて途中交代した。左邪飛に倒れた第4打席、一塁へ走りだした際に痛みを感じた。「走り始めたら痛みが走った。前にこういう痛みはなかった」。試合後はアイシング治療で様子を見たが、患部をいたわるように足を引きずりながらバスへ乗り込んだ。

 中垣チーフトレーナーは「肉離れとはっきり言えるものではない。明日(12日)どの程度動けるか確認し、コーチと相談して使い方を決めたい」と説明。病院に行く予定はないが、首脳陣には不安が広がった。梨田昌孝監督(55)は「明日を見ないとわからない。少々のことでも、DHや代打ででも出てくれれば…。ライトでスタメンかどうかはわからない」。第2ステージ進出に王手はかけたが、思わぬアクシデントに見舞われた。