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オリ15勝小松の2戦目起用も実らず/CS

落球する後藤、右は浜中
落球する後藤、右は浜中

<パCS第1ステージ:オリックス2-7日本ハム>◇第2戦◇12日◇京セラドーム大阪

 オリックス小松は、投げきるつもりだった。6回裏の攻撃中。7回のマウンドに上がる準備のキャッチボールを、一塁側ベンチ前でしていた。だが大石監督が球審へ交代を告げるのが視線に入る。悔しさをかみしめ、かぶっていた帽子をわしづかみにして振り下ろした。

 6回3失点。9連勝でシーズンを終えたが、最後は忘れられない終戦の黒星だった。「粘って投げることはできたと思いますが、短期決戦で粘るだけでは意味がない。先制点を取られてしまいましたし、毎回のようにピンチを招いて野手のリズムを作ることができなかった。申し訳ない。本当に悔しい。来年リベンジしたい」。2回の2失点も内外野の野手の前にポトリと落ちる安打で、5回の1失点は野手のエラー。それでも自分を責めた。

 チーム最多の15勝右腕を初戦ではなく、2戦目に持ってきた大石監督は「僕は全然悔いはない。納得してます」と決断に後悔はなかった。課題は山積だ。短期決戦で守備が乱れたことには「織り込み済みだし、使った方が悪いですね」と選手を責めない。クライマックスシリーズ(CS)の雰囲気に慣れている日本ハムとの差には「見ての通りです」と振り返った。試合後のミーティングでは「落ち込んでいる暇はない。来季の戦いは始まっているぞ」と声を上げた。パウエル問題、主力の長期故障離脱、コリンズ前監督辞任と、数々の暗い現実を乗り越え、8年連続Bクラスを脱却した。そして短期決戦の怖さを知らされた。喜怒哀楽の大波を越え、来季はもっと強くなる。【今井貴久】

 [2008年10月13日8時23分 紙面から]


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