広島の躍進を支えた外国人選手たちの去就が注目されている。今季は投手5、野手2と7選手が所属。マルテをのぞく6選手は1軍で存在感を示した。しかし来季の契約が決まっている選手はいない。大黒柱ルイスの残留が濃厚になったのは明るいニュースだが、アレックス、シーボルの野手コンビも不透明。新球場のグラウンドに立つ選手はこのうち何人か。
12日、大野寮ではドミニカ共和国出身のマルテが「ありがとう」と関係者にあいさつしていた。笑顔を作ったが寂しさは隠せない。15日に離日し、今後は米球界に挑戦する。大リーグ組織の数チームからオファーがあるという。
9日に米国に帰国した中継ぎ右腕ブラウワーも米復帰の方向。球団関係者は「再契約は難しい」と語る。横山の離脱が決まった8月下旬に緊急来日。ブルペンの急場を助けたタフ腕も赤いストライプを脱ぐ。
その他は未定といえる。唯一「確定的」なのがルイスだ。来日1年目で15勝8敗、防御率2・68、183奪三振と文句なし。球団、本人とも残留を希望し、2年目の契約条件も決まっていることから2年目の勇姿が見られそう。
交流戦からセットアッパーでフル回転した剛腕シュルツも残留の方向で話が進んでいる。またコズロースキーは「めったにいない大型左腕。先発なら通用する」との評価があり、球団は左ひじの状態を見ながら判断することになる。
三塁手シーボルは期待された「大砲」の活躍はできなかったが、技術面で成長の余地があり、現場とフロントが相談した上で今後を決める。昨年途中に加入したベテランのアレックスも微妙。現段階で駐米スカウトからめぼしい選手の情報はない。新外国人候補との兼ね合いが去就のカギになってくる。【柏原誠】




