<パCS第1ステージ:オリックス2-7日本ハム>◇第2戦◇12日◇京セラドーム大阪
クライマックスシリーズ(CS)第1ステージの連勝突破も、日本ハムに暗雲が立ちこめた。稲葉篤紀外野手(36)が12日、オリックスとの第2戦を左ふくらはぎ肉離れのため、ベンチ入りを外れ欠場した。11日の第1戦で違和感を訴え、途中交代していた。日本シリーズ進出をかけて西武と激突するCS第2ステージ(17日~)は、主力打者を欠く可能性も出てきた。
試合後、左翼席のファンにあいさつする選手一団の中、欠場した稲葉の姿はなかった。電気治療器を左ふくらはぎに付けたまま、静かに帰り支度をしていた。「第2ステージのチャンスをもらった。4日あるので、どこまで回復するか分からないけど、せっかくここまで来たし、しっかり直して…」。オリックス撃破にも神妙な顔つきだった。
11日第1戦の第4打席で、一塁に走りだす際、左ふくらはぎに痛みを感じた。この日朝、宿舎を出発する際も足を引きずり気味で「初めてやった個所なんで」と困惑を隠せなかった。中垣チーフトレーナーは「軽い肉離れで完全に切れたわけではないです」と症状を説明。試合前練習は、軽めのストレッチだけの完全別メニューでアイシングなど治療に専念した。
梨田監督が試合前「(ベンチに)置いておくと使いたくなっちゃうから」と話したように、首脳陣、トレーナーと相談しベンチ入りも見送った。試合中はロッカー室やベンチ裏の通路を行ったり来たりで戦況を見守った。「居ても立ってもいられなくてね」と話し応援役に回ったが、表情はさえなかった。
連休明けの14日にも東京都内の病院で精密検査を受ける方針もある。「今日勝ったのは僕にとってもプラス」と先を見据えたが、場合によってはCS第2ステージの出場も微妙。最悪の場合は打の大黒柱不在での戦いを強いられる。勢いの付く連勝突破だが、手放しで喜べない現状がある。【村上秀明】




