広島松山竜平外野手(23)が「イチ流打法」で2年目の開花を目指す。6日、宮崎・日南秋季キャンプに参加。フリー打撃で快音を発した。プロ1年目の今季はスラッガーとして期待されながら2試合出場にとどまった。巻き返しを図るためにも、体重移動を生かして打つマリナーズ・イチローの動作を手本にする。来季のレギュラー奪取に向けて、巻き返しを図る。
高々と放物線を描く打球が日南の空に舞う。飛距離が持ち味の松山が打撃練習で快音を発した。悔しさだけが残ったプロ1年目を終え、視線は早くも09年を向いていた。スラッガーとしての本領を発揮するため、今秋は打撃フォームの修正を図る。松山は言う。
「もともと(踏み出した時)スタンスが広くなるんです。左足を前に動かすというかね。イチローさんもそう。スタンスの広さを、左足で補えればいい。最初は難しいと思ったんですが(取り組んでみて)むしろそっちの方がいいかな」
これまで軸足の左足を中心とした回転を重視してきたが、スタイルを変更。マリナーズ・イチローのように始動後、体重移動を生かしながら打つ打法にチャレンジしている。力の入るスタンス幅に保つため、踏み出した際に左足も投手方向に微動。「前後の動き」を意識しながら、打撃練習に取り組んでいる。
即戦力として期待されながら、今季は2試合に出場しただけ。2打数無安打に終わった。レギュラー奪取に向けてモチベーションも強い。秋季キャンプでは守備も強化する。「守れないと出る場所がない。チャンスのある三塁を狙って、打撃でもアピールしたい」。1軍で勝負するため、松山は攻守ともに鍛え抜く。【酒井俊作】



