阪神大和内野手(21)が、2年連続の春季キャンプ1軍切符だ。15日、高知・安芸での秋季キャンプで2度目のシート打撃に参加。三盗に成功するなど自慢の足でアピールした。走塁革命を掲げる真弓明信監督(55)も「(上に)刺激を与えるくらい頑張ってほしい」と期待大だ。今年2月の沖縄キャンプで、大和は初の1軍スタートも元気がないと2軍に強制送還。悔しさをばねに、走塁のスペシャリストとして来季は1軍定着を目指す。
大和が、自慢の俊足で株を上げた。シート打撃で二塁走者に出た場面。若竹の動きを見極めて三盗にGO!
三塁手にタッチをあきらめさせるほどの完ぺきなスティールを決めた。さらに遊撃の守備でも果敢なダイブで6-4-3の併殺を成立させて俊敏性をアピール。真弓監督は「(上に)刺激を与えるくらい頑張ってほしい」と沖縄行きの当確ランプをともした。
指揮官が掲げる「走塁革命」の担い手の1人だ。今季のチーム盗塁数はリーグ4位の62。指揮官は、赤星に続く快足選手と、代走のスペシャリストの育成を掲げている。大和は今キャンプ初日の二盗タイム測定で、坂の3秒32に次ぐ3秒33をマーク。指揮官好みのプレーで存在を示している。
大和にとって、2年連続の沖縄は雪辱の舞台になる。今年のキャンプは初の1軍スタートだったが、岡田前監督に「はつらつさがない」と評価を下され、同12日に2軍安芸キャンプ行き。今季はそのまま1軍出場なし。大和は「(今春の)経験を生かしたい」と気合十分だ。今キャンプは連日、特打と特守に励んで「いい練習を積めている」と手ごたえもつかんでいる。
高卒1年目の06年にはオープン戦2試合に先発で大抜てきされ、昨年は北京五輪プレ大会に日本代表で出場。これまでは将来性を評価されてきたが「来年はもう4年目なので、1軍にあがれるようにしていくしかない」。来季は、走り屋大和として定着を目指す。【益田一弘】




