中日落合博満監督(54)は、北京五輪前にWBC監督就任の打診を受けたことを明かした上で、代表チームへの提言も行った。3月開催のWBCにあわせ、12球団のキャンプインを1月21日とする案だ。引き合いに出したのは、東京五輪が行われた64年。10月10日の五輪開幕にあわせてプロ野球開幕をセは3月20日、パは3月14日に前倒しした。この前例にならって開幕、キャンプインの時期を早め、余裕を持って選考するプランだ。

 落合監督

 東京五輪の時だって開幕は3月15日ぐらいだった。今までの流れを見ていてキャンプスタートが2月1日では無理。来年のキャンプを1月21日からやっていれば、人選するのに選手も見られる。(代表の1次合宿が始まる2月15日までの)15日間で見て決めろというのは無理がある。オレが(WBCの)監督の打診を受けたのは(じっくり人選できるよう)五輪前だからね。

 すでにセ・パの来季日程は発表されており、現状で実現は不可能に近いが、選考のあり方に一石を投じていた。