G倒忘年会やりまっせ!

 阪神坂井信也オーナー(60=電鉄本社社長)が4日、あらためて真弓明信監督(55)ら現場トップを含むチーム首脳と意見交換する場を求めた。「忘年会みたいなもの」と飲食しながらの会合で、チーム編成や来季のビジョンを活発に語り合う狙いだ。この日は大阪市内の電鉄本社で南信男球団社長(53)と補強策などについて会談。異例の“忘年会”開催もまとまった。

 歴史的な逆転V逸に、FA三浦の獲得失敗…。嫌なことはぜんぶお酒に流して、明るく来年を迎えましょう、カンパ~イ!

 あわただしい師走でも、これだけは欠かせない忘年会。阪神坂井オーナーはみずから幹事となり、真弓監督以下首脳陣に呼びかけた。

 「秋季キャンプを終えてドラフト、FAも終わった。これで大丈夫なのか、真弓監督、木戸ヘッドもまじえて打ち合わせはせなアカンなと。そういうと堅苦しく思われますな。要は忘年会しようかという話。そこでゴルフの話をしてもしゃあないんで、野球の話になるでしょうし」

 電鉄本社で午後から南球団社長と会談した。FAで三浦の獲得失敗を受け、今オフの補強策などを幅広く検討し直した。これまでにも真弓監督ら現場の考えを聞きたいとしてきた坂井オーナーは、腕をまくって忘年会をセッティング。来季に向けた意見交換を宴会ムードで行うプランを明かした。

 昨オフは宮崎恒彰前オーナーがキャンプ前の1月に岡田監督、コーチ陣と会食を行った。「巨人に勝つためにはどうしたらいいか」を話し合う「G倒会議」を開催し、V奪回に向けたチーム戦略をチェックした。それにならえば今回は、坂井オーナー流の「G倒忘年会」といったところだ。

 真弓監督もこれまでに「機会があればオーナーとお話ししたい」と前向きに話している。年内に日程調整がつかなければ「新年会」にシフト。遅くとも、1月中旬のスタッフ会議に坂井オーナーが加わり、そのまま会食する計画がある。

 「来季はどうやとか、一番思っていることを話し合えばいい。それからでも補強は間に合いますしね」。現場とフロント、本社が一体となってチーム状況を議論することで補強ポイントをあぶり出す狙いもあるようだ。ビンゴ大会や隠し芸は出なくとも、G倒忘年会の盛り上がりが真弓阪神の活力になる。【町田達彦】

 ◆宮崎前オーナー主催の“G倒新年会”

 昨オフの補強で阪神とのグライシンガー争奪戦に勝ち、さらにラミレス、クルーンを獲得した巨人に、前オーナーは警戒心を強めた。年明けの1月18日、大阪市内のホテルで自ら音頭をとった異例の会議を開催。岡田監督らコーチ陣にフロント首脳を交えて2時間半、飲みながら大激論を交わした。それぞれの立場から積極的に意見交換。「今年の対策はもうこれで、できたようなもの。実りある会でした。こうして和気あいあいとコミュニケーションを図れてね。大収穫です!」。ほろ酔いの宮崎前オーナーが大満足の内容で、フロント-現場の結束力を強めた。