1月に右肩腱板(けんばん)の修復手術を受けた、ソフトバンク斉藤和巳投手(31)が21日、来季開幕への復帰スケジュールを白紙にしたことを明らかにした。斉藤は今後のリハビリ計画について「いつまでにここまで、という期限はない。ここまで自分のペースでゆっくりやってきているし、変な無理をすることはない」と語り、期間を区切った目標は立てず、右肩の状態を見極めながら調整する考えを示した。
斉藤が「こういう状態やから」と話すように、リハビリは決して順調とは言えない。10日には西戸崎室内練習場で07年10月8日のクライマックスシリーズ、ロッテ戦以来、実に429日ぶりにマウンドからの投球を行ったが、当初は11月の秋季キャンプ中にも行う予定だった。「状態を見たかった。試しでブルペンに入っただけ」との言葉通り、以後はブルペンに入っていない。キャンプでの恒例行事としていた2月1日のブルペン入りについては「いい、悪いに関係なくブルペンに入っていたけど、それが絶対じゃない」と断念する可能性を示唆した。
4月3日の開幕投手についても「開幕は1つのモチベーションだけど、今の状態では考えにくい部分はある。だからといって、全く0にすることはない」と語り、厳しい現状を説明した。今季までの個人トレーナーがソフトバンクに入団し、新たなパートナーと契約を結ぶ予定。「肩に関しては乗り越えなアカンところもあるのかな、と。右肩の故障は前にもやってるし」と斉藤は決意を示した。今回の手術には引退覚悟で臨んだ。遠回りしてでも斉藤は完全復活の道を歩む。【中村泰三】
[2008年12月22日9時14分
紙面から]ソーシャルブックマーク




