新たな「兄貴」に学ぶ!
楽天の新人選手6人が10日、仙台市の泉犬鷲寮に入寮した。2位指名の中川大志内野手(18=桜丘)は、実兄と同じ名前の田中将大投手(20)に、弟子入りを志願。家族との思い出の品を手に、早くも本家「マー君」に親近感を抱いた。既婚のため入寮しない3位指名の井坂亮平投手(24=住友金属鹿島)含む7人は、緊張と期待を胸に12日からの新人合同自主トレで汗を流す。
部屋に入った中川は、その大きな体をベッドに落ち着かせた。「住みやすそうですね。これからが楽しみです」。生まれて初めて故郷・愛知を離れる。遠い仙台の地でプロ生活がいよいよ始まるが、中川にとって、特別な思いで頼りにしたい存在がいる。今季3年目を迎える「マー君」こと、田中だ。
実は中川の2歳年上の兄の名前が「将大」。読みも「まさひろ」で、中川も幼いころは「マー君」と呼び高校時代はチームメートとして、ともに甲子園を目指した。現在、東海学園大2年の兄と同じ名前の田中との、同じ屋根の下での暮らしが始まるだけに、胸をわくわくさせて話した。
中川
田中さんは目の上の存在で、周りからもうらやましがられた。何を話したらいいか分からないけど、積極的に会話したい。
高校2年からはエース兼4番としてチームを引っ張った。1年まで同校監督を務めた父明智さん(48)は野村監督の指導法を参考にしていた影響で、中川も田中の投球フォームを参考にしたこともあった。プロでは野手として挑戦するが、高卒1年目から活躍している偉大な先輩から言葉をもらえれば、これ以上、心強いものはない。
この日は、兄とともに戦った高校時代のアルバムや、家族全員で撮った写真も持参して入寮した。「いろいろ不安なこともあるけど、何事にも積極的に挑戦してきたい」。“新たな兄”の背中を追い掛ける日々が始まった。【由本裕貴】
◆中川大志(なかがわ・たいし)1990年(平2)6月8日、愛知県豊橋市生まれ。福岡小1からボーイズリーグ「新城ベアーズ」で野球を始める。桜丘中では硬式野球部「桜丘中学ボーイズ」に所属。高校では1年春からベンチ入り。家族は両親と姉、兄。185センチ、89キロ。右投げ右打ち。血液型A。
[2009年1月11日11時51分
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