ファーム調整中の巨人高橋由伸外野手(33)が、4月3日のシーズン開幕1軍メンバーから外れることが25日、分かった。腰痛からの復帰を目指し、オープン戦に帯同せず懸命に調整を続けてきた。だが開幕まで残り10日となったこの日、「万全でない状態での合流、再発による離脱は迷惑がかかる」と話した。シーズン開幕をファームで迎えるのは自身プロ12年目で初。1日も早い本隊合流に向け調整を続ける。

 高橋由が開幕1軍メンバーから外れる。この日のジャイアンツ球場での練習前。「ファーム戦に出場して調整するには時間が足りず、試合数も少ない。開幕には間に合わない」と語った。この日帰国した原監督の最終判断を仰いだ後で、正式に2軍スタートが決まる見通しだ。

 持病の腰痛のため、3月に入り独自調整を始めた。ファームの練習開始時刻よりずっと早い、午前8時前には球場に姿を見せ必死に練習してきた。大幅な調整遅れはない。だが屋外フリー打撃、スパイクを履いての外野ノック、走塁練習など、実戦に近い練習は行っていない。

 開幕1軍メンバーの公示日である4月1日までに予定されている、イースタン・リーグ公式戦は4試合。実戦調整の機会も限られていた。

 調整ピッチを上げ、10日後に迫った開幕に照準を合わせることも不可能ではない状態だった。だが急仕上げによる腰痛悪化、長期離脱は、長いシーズンを戦うチームにとって得策でない。悔しい胸中をこらえての判断だった。加えて「中途半端な状態で、1軍の試合に数試合出場しての再発だけは絶対に避けなくてはいけない」という思いも強い。「迷惑を掛けるわけにいかない。万全で合流しなくてはいけない。今は自分のことを必死にやるしかない」と、生え抜き最年長野手の責任感を口にした。

 日々慎重に負荷を上げてきたが、今月に入ってここまで、患部状態の大きな後退はない。「1日も早く、が当然だから」と復帰時期は設けなかった。順調にいけば、イースタン戦出場を経て4月中の1軍合流は十分に可能だ。完治だけを考え、静かに着実に復帰準備を進める。

 [2009年3月26日8時37分

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