中日の新外国人トニ・ブランコ内野手(28)が13日、休日返上で落合監督の打撃指導を受けた。甲子園の室内練習場で行われた若手中心の練習に志願参加。自らボールを打って手本を示す指揮官の話に聞き入りながら、1時間30分にわたってティー打撃、フリー打撃を行った。「調子が悪いから休むより練習しようと思った。何を教わったかは試合で打ってから言うよ」と笑顔で話した。

 落合監督は何も語らなかったが、14日からの敵地阪神戦に向け手を打った形だ。阪神には昨季6勝17敗1分けと負け越したが、中でも甲子園では2勝9敗と圧倒的に分が悪かった。今季も打線が奮起しなければ苦戦は必至。4番ブランコが11日広島戦の第4打席から4打席連続三振しており、放っておくわけにはいかなかった。退団したウッズに代わる新主砲が、鬼門突破の切り札になる。

 [2009年4月14日10時51分

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