アニキのバットがチームを救う。阪神金本知憲外野手(41)が、月間打点の日本記録更新を視野に4月の残り9試合に臨む。ここまで自己最高ペースで打点を積み上げる主砲は、両リーグ断トツトップの26打点を記録。05年5月に記録した月間自己最多の29打点越えは確実な状況で、さらなる“増量”を目指す。

 リーグ記録は、50年5月に小鶴(松竹)がマークした39打点。半世紀以上も前に打ち立てられた記録で、プロ野球記録として今でもさんぜんと輝く。通算868本塁打の世界記録を持つ王や、三冠王を複数回獲得したことのある野村、落合でさえ手の届かなかった数字だ。そんな大記録に、トラのアニキが挑む。

 19日の横浜戦では、開幕から自己記録を更新し続けてきた連続試合安打が13でストップ。“小休止”に入ったところでチームも4連勝を逃し、再び借金生活に逆戻りした。ただ、ここまで打率4割9分1厘(55打数27安打)8本塁打は、打点と合わせてリーグ三冠王を独走している。

 今季8号を放った17日の横浜戦では「好調の秘訣(ひけつ)は特にないけど、後ろを打つ新井さんがしっかりしないので、責任感です」と冗談を交えるほど、状態がいい。現在1試合平均1・86のペースで打点を積み重ねる主砲にとって、4月残り9試合で13打点は現実的な数字だ。優勝争いに加わるためにも、アニキの活躍が必要だ。

 [2009年4月21日10時45分

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