<楽天2-4ソフトバンク>◇15日◇Kスタ宮城

 春の珍事もこれにて終了…。楽天野村克也監督(73)はソフトバンク戦の延長戦での競り負けに「春もこれで終わりだな。長い春になってくれることを願っていたけど」と、ボヤき倒した。開幕4連勝以来、好調ぶりを「春の珍事」とネタにしてきたが、打てず守れずの試合内容にすっかり意気消沈。貯金5で2位は変わらないが、ボヤキの勢いだけが完全に復活した。

 内容重視だからこそ、納得がいかなかった。表面上は延長にもつれ込む接戦。だが、失点の過程に黙ってはいられなかった。「何事も『一』を大事にしないと。一と書いて何と読む?

 『はじめ』でしょ。1球目、先頭打者、第1ストライク。それと初回か。何でも一ですよ」とボヤいた。先発永井は9回2失点ながら初回に失点し、ムードをつくり損ねた。10回に登板した小山は1死後、城所に対し初球、甘い直球から入り右中間三塁打を許した。「点の取られ方が悪すぎる。打たれ方が本当に悪い」と嘆き続けた。

 打線も2度の満塁機でわずか1点。高須、鉄平、渡辺直と主力選手が離脱した影響がまともに出た。ひとしきりボヤキ切ったところで「もう(会見は)いい?

 小便に行きたいんだよ…」。再び珍事ならぬ快進撃を起こすには、しばらくの時間と我慢が必要となりそうだ。【小松正明】

 [2009年5月16日8時18分

 紙面から]ソーシャルブックマーク