左肩痛の西武アレックス・グラマン投手(31)の今季前半戦での復帰が絶望であることが21日、分かった。精密検査を受けた結果、最悪の場合、手術が必要となる可能性も出てきた。渡辺監督は「当分は投げさせられる状態じゃない。まだ分からないけど、米国に帰らせるかもしれない」と話した。グラマンは治療に専念するため、一時帰国を希望しており、近日中に球団と今後の治療方法などを含めて話し合う。

 昨季31セーブを挙げた守護神の不在も響き、昨季王者は借金2と低迷。復帰の見通しも立たないため、球団は補強の必要性を再検討。新外国人について、前田球団本部長は「野手だけでなく、投手の方も調査している」と話した。新型インフルエンザの発生以降は渉外担当者の渡米を見合わせているが、既存のリストを中心に獲得を検討する。

 [2009年5月22日7時28分

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