<日本ハム9-1中日>◇13日◇札幌ドーム
絶対的なエースには、十分すぎるほどの援護射撃だ。序盤3回を終えて8得点。試合開始1時間ほどで勝負は決していた。梨田昌孝監督(55)は「故障者がいる中で、8番9番が機能してくれていい勝ち方ができた。今日は塁に出れば走って、という機動力が使えた」と満足そうに振り返った。
一挙6得点の2回、起点となったのは5月15日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来のスタメン出場となった村田和哉外野手(23)だった。1死から右前打を放つと、すかさず二盗を決めてチャンスメーク。「緊張しました。左対左のスタメンでびっくりしたけど、ここで打てば逆にアピールになると思った」。梨田監督はDH制のあるパ・リーグ主催試合で初めて金子誠を9番から7番に配置し、8番村田、9番鶴岡と打順をテコ入れした。実はミーティングで中日先発の本命を山井と読み間違っていたこともあったが、選手たちに動揺はなくベテラン左腕を攻略した。
9番鶴岡慎也捕手(28)も今季初の猛打賞2打点。「それまでタイミングは合っていなかったけど、一発で仕留められてよかった」と笑った。村田が出て、鶴岡がつなぐ。新しい顔ぶれの下位打線から、チャンスは無限に広がった。
村田にとって、札幌ドームのお立ち台はこの日が初めて。165センチの小柄な体で喜びを表す姿に、梨田監督は「立っているかどうかわからなかったね」と冗談を飛ばしたが、グラウンド上での存在感はピカイチだった。【本間翼】
[2009年6月14日11時6分
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